京都大学にて世界市民教育プロジェクトに所属する大学院生の研究報告会を開催しました(2026年2月27日)

活動報告

2026年2月27日(金)、世界市民教育プロジェクトのメンバーの大学院生による研究報告会を、京都大学の清風荘にて実施しました。当日は、5名の報告者と、世界市民教育プロジェクト内外の教員・学生が参加しました。

世界市民教育プロジェクトには、教育学研究科内のさまざまな分野の教員、さまざまなコースの学生が所属しています。本報告会は、各自の専門分野における研究成果を報告するとともに、それぞれの研究と、「世界」「世界市民」とを結び直し分野横断的なディスカッションを行う機会として設定されました。

当日は、参加者がそれぞれ以下の題目で発表を行いました(発表順、敬称略)

  • 郷田 寛二(教育認知心理学コース 修士課程)
    「儚さの概念構造と他心理特性との関連の検討」
  • 林 尭親(教育認知心理学コース 博士後期課程)
    「精神的雑居性と宗教性」
  • ウッドマン・カタリナ(教育認知心理学コース 博士後期課程)
    「『外国人=日本語ができない』予測が日本社会の多言語コミュニケーションにおける日本語処理に与える影響」
  • 武田 萌(教育哲学・教育史学コース 博士後期課程)
    「デイヴィッド・ヒュームの教育概念 —他者と共に生きる技術―」
  • 田野 茜(教育方法学・発達科学コース 博士後期課程)
    「ヒューマニスティックアプローチの理論と実践:コミュニケーションのための外国語教育再考」

それぞれ専門とする分野の異なる学生による報告でしたが、世界や文化、他者、コミュニケーションといった関心が重なる問題が多くあり、それぞれの専門では問題にどのようにアプローチしているのかが浮き彫りになりました。報告後には活発なディスカッションが行われ、複数の専門の知見を持ち寄って多層的にそれぞれの問題を捉えていくにはどうしたらよいか、という点を考えさせられる時間となりました。

発表は京都大学の所有する清風荘で行いました。清風荘は、京都大学が所有する重要文化財(建造物)に指定された歴史的建造物であり、本報告会の前には建物・庭園の見学会を行いました。手入れを重ねて引き継がれてきた庭園や明治期以降の貴重な建物内装を興味深く見学させていただきました。貴重な機会をくださった清風荘スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。