2026年1月20日(火)、世界市民教育プロジェクトのメンバーを含んだ教育学研究科の教員・学生の有志で立命館大学国際平和ミュージアムを訪問しました。立命館大学国際平和ミュージアムは1992年に開館され、立命館大学の「平和と民主主義」の教学理念を具体化する教育・研究機関として、また社会に開かれ、発信する社会開放施設としての役割を果たしている博物館です。

当日はまず、地階の常設展示を見学させていただきました。「戦争」の単なる対義語にとどまらない「平和」を考えられるミュージアムとなるようにという意図から、帝国主義の時代から20世紀の大戦、そして現代にいたるまでの東アジアの国々の動向、そしてそれぞれの地域に生きた人々の生活や声が、豊富な史料とともに展示されていました。国家や地域の編年体の歴史やとならんで、その状況に生きていた個々の人々の歴史が立体的に浮かび上がるように工夫された展示からは、人間が「平和」という関係を作り上げることの困難を実感させられるとともに、それを構築する努力もまた人間が行っていかなければならない、と考えさせられました。
展示見学においては、学芸員の方・学生インターンの方が「対話型ガイド」を行ってくださりました。参加者はそれぞれの問題意識や専門領域に立脚しながらも、対話によってより思考を深めながら展示内容を見学させていただくことができました。
君島先生のご講演「平和教育を再構築する――関係性としての平和」においては、社会科学の領域における「関係論的転回」に着目し、「平和」を主体に閉じた問題ではなく関係性としてとらえ、それに基づいた平和教育の提案や、また対話を基礎とした平和教育の実践例に関してお話しいただきました。講演会後には、参加者を交えディスカッションが行われました。
貴重な機会をくださった君島先生、立命館大学国際平和ミュージアムのスタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。




